ハリネズミが皮膚炎に。動物病院へGO!!!

はり坊病院にて

本日、はり坊(ハリネズミ)の皮膚炎のために動物病院へ受診しました。

はり坊のかかりつけ病院は、COMS動物病院です。

場所:大分市仲西町1-3-16

病院にかかった時の話をします。

はり坊に皮膚炎を発見!!

飼い始めてから1年経ったくらいの冬に初めて皮膚炎(脱毛・脱針・皮膚の赤み・フケ?)を発見しました。

 

普段は夜にエサをあげて一息ついた後、はり坊をケージから出して触れ合う時間があるのですが、冬(12月~)になると気温が下がるため、風邪を引かぬようにと、遊ぶのを控えることが続いておりました。

たまにボリボリと後ろ足で体を掻くことがあるのですが、ある日、あまりにも長い間掻き続けるので、様子がおかしいと思いケージから取り出してみました。

すると、お腹の側面からお尻のあたりがすっかりハゲ上がっていました! 😥 

なんかわからんが掻きむしりすぎて体毛がない!!そんなカンジです。

どうもしてあげられないからとりあえず病院です。

ハリネズミを診ることのできる病院探し

ネットで動物病院を探しますが、基本は犬猫をメインに診る病院がほとんどです。

ハリネズミの飼育本やweb上での飼い方サイトで、「飼う前にハリネズミを診察できる病院を探しておくこと!」と口酸っぱく言われていることが身に染みます 😕 

ネット上では自宅近所の動物病院でハリネズミを診ている情報がありません。

犬猫以外のペットのことをざっくりと『エキゾチックアニマル』という言い方をしますが、ハリネズミもそのエキゾチックアニマルにあたります。

どうせならエキゾチックアニマルも診ている実績があるところで診てもらいたい。

しらみつぶしにネットサーフィンしていると、facebookで写真付きでハリネズミの治療をしている情報の載った、きれいな動物病院を見つけました。

今やお世話になっている『COMS動物病院』です。

診療時間も自分の仕事の都合に合わせやすいし助かりました。

お出かけ準備

家にあった使ってない竹かご?があったので、底に犬用ペットシーツを敷きガムテープで止めて、ケージ代わりにしました。

「どこに連れてくの?」と言いたげに落ち着きがありません(笑)

お出かけ準備
お出かけ準備2
お出かけ準備3

車で移動中もソワソワしてました。隠れるとこないからかな?と思い、ティッシュを何枚か被せたら、好き勝手してました(笑)。

移動中
移動中2
移動中3

COMS動物病院に行ってみた!

初めて来院したときは2018年の2月、病院を開院して10ヶ月目くらいのためさすがにきれいで清潔感があります。

人間でもそうですが、病院は清潔感が大切ですよね。

病院は小さく、駐車場は6台程度、院内は席が7席、所々に動物の置物がありかわいらしいです。

初診だったので、問診票にハリネズミの飼育状況や病状を記入します。すぐに診察室へ呼ばれました。

先生は若く、同年代(30台前半?)に見えます。温和でとても話しやすいし、話しぶりは妙に説得力があります。

主に、飼育状況を聞かれました。当時は冬だったので室内の温度や食欲、床材の種類や掃除の頻度などです。

また、透明な容器に入れ、体重を量ったり、下からお腹を見たり、皮膚面をピンセットで触って、フケを採取したり、、、

診察時
診察時2

床材や掃除に関しては問題ないと思います。家に来て、同じように飼育して、1年間はなにも起きなかったので、、、

特に注意があったのは気温でした。ケージの下にはペット用のヒーター(ホットカーペット的なやつ)、ケージ内天井にもヒーター(電気ストーブみたいなやつ)を付けていましたが、室温は低く20℃を下回ることもあり、そのせいで体調を崩しがちになっていたのかもしれません。

ハリネズミも人間と同じように風邪を引くそうです。そういえばたまにくしゃみしてる時があった。ごめんよ、はりちゃん 😥 

 

体力が低下している状態だったかもしれませんが、皮膚炎の主な原因はダニもしくはカビだそうです。他にはストレスや床材との相性など。

すこし触れば針・毛・フケが落ちてくる状態でしたので、それを採取してダニがいるのか顕微鏡で見てもらいましたが、発見されませんでした。

もう一つの可能性のカビですが、病変周囲の針を採取し、培養してカビがいるのかを判断しました。培養が終えるまで10日前後かかるとのことで、結果を聞きに後日来院することになりました。

初診のこの日は、ダニとカビ両方の可能性を踏まえてどちらも退治できる薬物療法をすることで方針が決まりました。

ダニの治療

ダニの治療は、来院したときに先生が行ってくれます。

犬猫にも使用される「レボリューション」という薬を経皮的に投与します。ハリネズミ用の薬剤がないので、これで分量を調整して代用して問題ないとのことです。

投与の際は、はり坊は嫌がって針立てまくりです、、、

カビの治療

カビの治療は毎日のエサに薬を垂らして付けて、経口的に摂取してもらいます。

薬の中身は、

  • イトラコナゾール(抗真菌剤)
  • バイトリル(抗菌剤)
  • トランサミン(止血剤)←掻きむしって血が出てるときもあるため

が含まれており、食べやすいようにブドウ糖を多少入れてくれました。 😀 

液体状の薬を容器に2週間分と注射器(吸引用)をセットで頂きました。お腹すいた時に食べてもらえるように、薬は通常のエサの最初に与えました。半生状のエサ『恵』を砕いて薬を含ませて与えます。

薬は指示の分量0.2mlを毎食与えました。

エサ 恵
恵 砕き後
抗真菌剤セット
薬 計量
エサに薬
エサ薬

元々、『恵』は食いつきのいいエサだったので、薬が含まれようとなかろうと関係なくすぐ食べ終わります 😮 

食べ終わってチラリ。食べ終わってチラリ

カビ培養の結果

飲み薬がなくなる頃に、カビ培養の結果を聞きに来院しました。

そのころ、治療の甲斐あってか、明らかに体を掻く頻度と時間が減っていました。

 

結果は、陽性(+)。カビが3種類いたそうです。

しかし、ハリネズミは元々体にカビの菌を持っていることがあるそうで、そいつが悪さをしているのかは断定できないようです。

ですが、治療の投薬の結果、経過として改善効果が見られるため、念のためもう一度ダニ治療の『レボリューション』とカビ治療の飲み薬を続けました。

経過は良好。ただ、毛や針が抜けた部分はハゲたまま、なかなか元に戻りにくいようです。

 

検査の結果として、はっきりと出たのはカビでしたが、ダニ治療の薬の方が効いている印象を受けています。

その後経過

薬の投与直後はすごく良いです。

ただ二ヶ月おきにくらいに体を掻き始めるしぐさを見せるため、この後の4月、6月、8月と、定期的に通院して、今のところレボリューションを続けています。

予防的にというか、早めの対処をしているところですが、やっぱり湿度が高いからストレスだったり、ダニの繁殖に影響したりがあるのではないかと感じます。

 

ハリネズミは思ってたより繊細、それに物言わぬ動物なので、日頃から観察し触れ合うことが大切に思えます。

 

 

 

 

話は変わりますが、本日病院へ行った際にいい出会いがあったので、もし発展があれば後日記事にしたいと思います。 😛

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  1. むぎ

    私も大分在住なのですが、ハリネズミを見てくれるところを探してます。
    こちらの病院はどうでしたか?いくらぐらい治療代はかかりますでしょうか?(^^)

    • シーサーUSUKI

      初めまして、こんばんわ!
      ブログを読んで頂きありがとうございます(^-^)
      ①COMS動物病院についての所感。
      ②治療費について。
      に分けてお答えします。


      私もハリネズミのかかりつけを探していた時に、多くの動物病院を調べていました。
      COMS動物病院では、Facebookでエキゾチックアニマル(ハリネズミを含む)の診療を行っている投稿を見かけたため、受診してみようと思いました。
      結果として、いい動物病院・いい獣医さんであると、私は感じています。
      病院自体は新しいためきれいで清潔感があります。
      また、先生が優しく丁寧に説明してくれるため大変心強いです。
      私と世代が近い(恐らく)せいか、話をしやすい印象です。
      ハリネズミの病気などの情報は少ない方なので、色々相談ができると助かります。
      別件ですが、新しいペットのマイクロブタも診てくれるとのことで個人的には非常にありがたい貴重な病院です。
      知り合いが動物病院選びに困っていたら、自身を持ってオススメします。


      治療代に関してですが、症状やその程度・処置・処方などによるので一概に言えませんし、私自身はハリネズミの治療費の相場(?)を知りません。
      しかし、なんとなく覚悟していた金額よりは良心的な費用でした。
      検査や処置を行い、薬をそれなりに頂いた初診や2度目でさえ6000円未満。
      その他フォローを含む再来時(処置含む)は2000円前後でした。

      治療費は結局何をするかで大きく変わるので、あくまでウチのハリネズミの場合というご参考程度にご理解お願い致します。