ハリネズミのアンティング(唾液塗り)

ハリネズミ 動物病院にて

ハリネズミの生態については、まだまだ分かっていないことがあります。

そのうちのひとつにアンティング(唾液塗り)という不思議な行動があります。

アンティングは知らないにおいのするものや初めてのものに出会ったときに行われます。

ものを舐めたりかじったりして、口の中で泡状の唾液と混ぜ合わせ、自分の背中や横腹に塗り付けます。

私は初めてこれを目にした時は、ハリネズミがイカれてしまったと思いましたが、異常でも病気でもありません。

アンティングをする理由についてははっきり分かってはいませんが、

  • 自分のにおいを隠すために周辺のものと同じにおいを体に付けている。
  • マーキングをしている。
  • 毒性の生物を食べることがあるため、消毒用の泡を付けている。
  • 毒性のある物質と唾液を混ぜて体に塗ることで、天敵から身を守ろうとしている。

など多くの説があるようです。

また、この泡状の唾液に触れたら、アレルギー症状のように赤みが出たりかゆみを伴う人もいるようで、一体何のための泡なのか全く不思議ですね。

 

ウチの「はり坊」のアンティング動画

うちの「はり坊」は、日常では新しい床材を使用した時などにアンティング行為が見られました。

他には、動物病院へ向かうためにカゴへ入れ、ティッシュを破るのが好きなのでティッシュを数枚入れていたら、それに反応していました。

「えっ!?グロい!!」と思う人もいるかもしれませんね。。。

あとは、動物病院で診察中に、獣医さんがはり坊を包んで持ち上げるのに使用していたハンドタオルにも反応していました(笑)

ウチではハリネズミは完全室内飼いなので、外出する時は動物病院へ行く際しかありません。

家の外は普段は接することのない音・におい・ものがたくさんあるため、興味津々(いや、恐らく怖い)だったりするのでしょうか?

私はアンティング姿をおもしろかわいいと思ってしまいましたが、皆さんはどう思われるでしょう?

 

どこぞの動物学者さん、このアンティングについての謎を解き明かしてくれー!!! 😆 

(参考文献)

  • ハリネズミ完全飼育(著:大野瑞絵 監修:三輪恭嗣 写真:井川俊彦 発行所:誠文堂新光社)
  • はじめてハリネズミとの暮らし方(監修:田向健一 発行所:日東書院)

 

私はこの本でハリネズミの勉強をしました!

 

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