マイクロブタ飼う前提で、必要なこと考えてみた!!

更新:2019/01/28
マイクロブタかわいいからってググりまくって色んな情報を頭に入れてる今日この頃です(笑)
ネット上でもブタちゃんの様々な画像を目にして、そろそろ見飽きてきた感も否めないところですが、いい面だけではなく大変な部分にも目を向けてみようと思い立ちました。
たまたまですが、「マイクロブタ 飼育 ペット」というような検索をしていて、数ページめくると『ブタを飼育するには許可が必要?』といった記事を見かけました。
ブタをペットとして飼うには許可が必要か!?
マイクロブタは小さいですが結局はブタです。
「ブタ」「ミニブタ」「マイクロブタ」と大きさによって呼び名を使い分けていますが、今のところ法律的にも生物的にも「同じブタ」としての扱いを受けると思われます。
※柴犬と豆柴、小豆柴の関係と同じではないかと思います。
そこで、ブタを飼育するにあたり気にかかる法律を知りました。
『化製場法』に関する記事です。
条文を書いたサイトをいくつか読んでみました。(法律系の言葉ニガテ、、、精読はできていません、、、)
ざっくりした私の理解では、ペットとしての飼育場所は化製場法に当てはまらないのでは?と思いました。
ブタ飼うのに許可いらないと言ってるサイトもいくつかあります。
【追記】
スミマセン、第9条に飼育に関してのことが記載されておりましたm(_ _)m
しかし、上記リンクの弁護士の方が言うようにブタを飼うには許可が必要という意見もある。
ごちゃごちゃ言ってないで、自分で判断せずお役所に聞いてみることにしました!!
違反してるとか気分的に嫌だし(正確には「ダメ」ですね)、なにより違反すると罰金や懲役もあるみたいです 🙁
ブタ飼育の許可に関しての問い合わせ先はどこ?
※ダラダラ書いてるので結論知りたい方は下の方の大きい字を見て下さい(笑)
動物のことと言ったら「保健所」かなと思いました。
「大分市 保健所 化製場法」と検索し、トップに表示されたところ見ると、保健所の各業務担当窓口のページでした。
「化製場設置許可」を担当しているのは、どうやら「衛生課」の「動物愛護担当班」であると分かりました。
さっそく電話してみます。
私「お忙しいところスミマセン、、、マイクロブタっていうミニブタより小さいブタを今度飼いたいと思ってるんですけど、、、飼育に関して教えて頂きたいことがありまして、、、」
事務「はい!では担当の獣医に代わります!!」
「えっ!?保健所って獣医が常勤で待機してるの!?」って事実にうろたえながら、獣医さんに代わりました。
医者とか獣医とか、なんとなく恐縮してしまいます 😐
獣医「獣医の○○です。ブタを飼育したいという風にお伺いしましたが、、、」
私「はい、マイクロブタって言って、ミニブタより小さい、小型犬~中型犬くらいと言われてる大きさのブタです。」
獣医「おぉ、、、マイクロブタ、、、?ですね、、、」
マイクロブタがまだまだそんなに浸透していないのが垣間見えました(笑)
獣医「まず、飼い方に関してはブリーダーや販売者さん、それから診てくれる病院を探して獣医さんの説明を参考にされて下さい。病気や感染症、人畜共通の病気もありますので、それらのこともご理解されて下さい。お名前、住所、電話番号を教えて頂けますか?飼育予定の期日や頭数は分かりますか?屋内か屋外で飼うかは決めていますか?飼育には届け出が必要になりますので、保健所ではなく、市役所の『林業水産課の生産振興課』へご連絡頂きますようお願いします。」
大体こんなことを言ってた気がします、、、すごいしゃべってた、、、
飼い方とか聞きたかった訳ではないのですが、法律的なことを質問する前に『届け出』が必要だと分かりました。
連絡先も教えてもらえたので、市役所の生産振興課に電話しました。
※後で調べたら、林業水産課と生産振興課は全く別の部署だった。聞き間違えたかな?
私「こんにちわ、、、動物の飼育の届け出について教えて頂きたいのですが、、、さっき保健所に問い合せたら生産振興課に聞いてくれとのことで、こちらにお電話差し上げたところでして、、、」
事務「はい。えーと、犬とかペットのことでしたら、こちらではなく○○課(忘れた)の方へお願いします。」
私「あれ?保健所は生産振興課でいいと言ってたんですけど、、、マイクロブタっていうミニブタより小さいブタを飼う許可のことを聞こうと思いまして、、、」
事務「あぁブタですね!ミニブタでよろしかったですか?」
私「いえいえ、マイクロブタっていうミニブタよりも小さいサイズと言われているブタです。」
事務「マイクロブタ、、、!?ちょっと今、担当者が席を外しておりまして、折り返しご連絡させて下さい。」
イレギュラーな動物を出してスミマセンとか思ってきました 😕
時間的に昼休みのタイミングだったので、少しして折り返し連絡が来ました。
担当者「ブタをペットとして飼育することは基本的に自由です。法律とか条令とかの違反にはなりません。ただ、ブタに関しては届け出が必要になりますので必ずお願いします。飼う前でも後でも構いませんので、その前後に必ずお願いします。近々届け出をされたら、2月頃に役所の者がお宅へお伺いして飼育状況を確認するようになっていますのでご了承お願いします。届け出に関しては、住所などの個人情報を教えて頂けるのであれば私ども(生産振興課)が代行して行いますが、直接されるのであれば、『大分県家畜保健衛生所』の方へ届けを出して頂けるようお願いします。」
そんなカンジのことをおっしゃって、化製場法に則して云々との言い方はされませんでしたが、色々分かりました!!
とりあえず、市役所に相談してみると詳しい案内してくれると思います。
そして、ブタをペットとして飼うには、原則として届け出・許可が必要です!!
※ただし、住居近隣の人口密度等の条件により、許可が免除される場合もある。
なおかつ、定期的に役所関係の人にブタの飼育環境を確認される!!
そしてこれはネット調べですが、ブタが死んでしまった場合に自宅の庭などに埋めるとか考えそうですが、化製場法のため事前の届け出の必要性と、細かい基準・条件があるため現実的にはできそうにありません。
原則として、死亡獣畜取扱施設で処理を行うようです。
「それは例えばどこよ!?」と言いたいところですが、飼う前に死んだ後の話は止めておきます 🙂
個人的には、ちゃんと火葬して骨をもらうくらいの葬儀をしたいと思ってるんですけど、、、(大分市のペットの葬儀場)
マイクロブタ飼い始めたので届け出をしました!(追記:2019/01/28)

前もって電話で確認していた通り、マイクロブタをお迎えした後に「大分家畜保健衛生所」を訪ねてみました。
受付から中の事務所がガラス越しに丸見えで、10人前後の職員の方がいらっしゃいました。
「えっ?なになに?誰?何しに来たの?」みたいな目で見られ、多少ザワついている様子が伺えました 😆 が、「ペットブタの飼育届け出に関して、市役所から紹介された」という旨を伝えると事務所内へ通されました。
滅多に来客がないのかな?(笑)
名前・住所・ブタのこと(頭数、オスメス、何歳か、飼育環境、動物病院のアテなど)・家畜特有の病気に対しての予備知識はあるかなど色々聞かれました。
話をしながら、担当の方が用紙に記入・チェックをしていき、私の署名が必要な部分は記入しました。
ネットでもブタ飼育に関して色々書かれていましたが、分かったことは、ブタは家畜の扱いなため、たとえペットでも家畜伝染病予防法に基づき報告することが義務付けられています。
今回は訪ねたその場で記入しましたが、今後は「家畜所有者の定期報告」と題した郵送される書類を年に1回提出しなければならないことになりました。
以前に市役所の方が言っていた「飼育環境を確認するために自宅を訪問すること」は、ペットブタに関してはしないそうです。
そして、念押しされたのが病気に関してです。
衛生管理についてのパンフレットを頂きました。
特に口蹄疫に関する特定症状がないか注意深く観察するようにとのことでした。
写真の様な症状が現われたら、すぐに「大分家畜保健衛生所」へ連絡すること。そして担当者が動物を確認しに来るもしくは連れて行くことを伝えられました。
こういった症状がなくとも、ブタの体調が悪くなったり病院にかかったりしたら日記のように記録して欲しいと提案されました。それが「飼養衛生管理基準」を踏まえたの記録の作成に当たるそうです。
私はあえて深入りして聞きませんでしたが、伝染性の疾病である場合、または疑いがある場合は殺処分されるのであろうとの察しがつきました 😥
大事な家族となったブタが病気のために殺されるのは悲しいことですが、法的には家畜扱いである動物を飼育する以上、地域住民や他のブタに迷惑を掛けないよう法律に則った処分を受け入れなければならないことなのでしょう 😐
話は変わりますが、大分市では化製場法に関する管轄は保健所になるそうで、改めて確認すると、ペットブタについては化製場法に関わる届け出は必要ないとの回答でした。
届け出関連のことでいくつかのお役所にたらい回しにされるようにあっちこっち行きましたが、家畜をペットにすることは社会的には普通ではないんでしょうね。
肝心の飼い方やブタの特性を理解しなきゃ!!
色んなサイトで飼い方を書いてますが、やはりちゃんと本を読んで勉強したいです。
ということで本を買いました(笑)
マイクロブタの飼育本は見つからなかったので、ミニブタの飼育本を購入しました!!少し古めの2012年の本です。
同じブタなので実質的には問題ないはずです 🙂
下の『ミニブタ飼いになるー飼い方からしつけ、グッズ、遊び方まで』の本も評価がよかったですが、2010年の本だったため、少しでも新しい本を選びました。
本が届いたばっかりでまだ流し読みしかしていませんが、内容はすごく充実しています。
著作権もあるため詳しく書けませんが、『ミニブタをペットにするー特性・飼育環境・医療・トレーニング完全ガイド』の目次だけでも。
- ミニブタを飼う前に(ミニブタの歴史や種類、購入時のチェックポイント、雄雌の違い、法律面など)
- ポットベリードピッグ
- 準備と初めての出会い(屋内外での飼育準備について)
- 食べ物について(フードについて、食べていいもの悪いもの、痩せと肥満について)
- 体の特徴と管理(各器官の働きや最適温度、夏冬の注意点など)
- 病気と対応(健康管理やよくある病気、寄生虫や伝染病などの対策など)
- 行動とトレーニング(ブタの行動特性やトレーニング方法、しつけや芸の仕込み方など)
- Q&A
- 付録(ミニブタオーナーのホームページやブログ紹介、ブタ関係機関のホームページ紹介など)
かなり充実した内容に思えます。
流し読みしただけでも分かるくらい、ネットに書ききれていない多くの大切な情報が本には記されています。
ただ、ほとんど白黒で絵や写真も少なく、文章量が多いため、勉強する覚悟でないと読み切れない本だと思います。
その分、この本の内容を吸収できたら、飼う前としては十分すぎる知識が付きます。
私は、マイクロブタを飼える日が来るまで、何度もこの本を読んで備えていたいと思います。
近いうちに誰かがマイクロブタ飼育の本を出すかもしれませんがね、、、 😳
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