マイクロブタの見分け方はあるのか?

トコちゃん 笑顔

追記:2019/04/28

タイトルのまんま。

マイクロブタとそうではないブタ(大きくなるヤツ)を外見で識別する方法はあるのか?

答えは、、、

 

 

 

 

ない!!!

※正確には育ってみないと(経過を見ないと)わからない!!

だと思ってます。

 

『マイクロ』ブタの正しい認識できていますか?

この記事に引っかかった方は、恐らくこれからマイクロブタを飼いたいと考えている方ではないかと邪推しております。

偉そうな問いかけをしてスミマセン。

 

私自身、ブタの専門家ではありませんし、ブタの生態や養豚関連や流通などに特別詳しくも、接点もありません。

しかし、いっぱしのブタ飼いとして、数々の書籍やブタ関係の業者・獣医さんなどからの情報を得て、一般人の中ではブタに関する知識を持っている方であると自負しております。

このブログ内でも以前、「マイクロブタとは?」を簡単にまとめた内容もあるので、よかったらご一読下さい。

 

 

なぜこんなことを言い始めたのかですが、、、

インスタ(ブタ飼いさんたちと情報を共有するため)でブタさんのことを投稿したり、youtube(ブログ内で埋め込み動画として利用したいため)にブタ動画をアップしたりしていると、徐々にコメントが来るようになってきました。

  • かわいい!!
  • 大きくならないの!?
  • どこで売ってるの?
  • マンションで飼える?
  • 大変じゃない?
  • お金かかる?
  • どんな風に飼ってるの?

などなど、質問の方が多いかな?

自分も初めは多くの疑問だらけだったなぁと思いながら、こまめにできる限り丁寧に返信していました。

 

すると、やっぱりというか、徐々に否定的な意見を持つ方も現われます

 

気になったのは、ウチのトコちゃんを見て、

「耳が大きい」「鼻が詰まっていない(長い)」から、これはマイクロブタじゃないだろ!!

というコメントです。

 

一方的に否定されると悲しいですね 😥 

ただ、客観的にこういった発言の意味を考えてみました。

命題
『外見でマイクロブタとそうでないブタを区別・判断できるのか?』

結論から言うと『できない』そして、この命題自体が成立しているかも疑問であると、私は考えます。

 

色んなところで何度も言ってますが、重要だと思うので、マイクロブタについて改めて箇条書きで。

  1. 『マイクロブタ』は世間的な呼称であり、品種ではなく、『マイクロブタ』なるブタ種は存在しない
  2. 『マイクロ』ブタや『ミニ』ブタはあくまで成体時の大きさを指して名付けられている(一般的にはマイクロブタ40kg以下、ミニブタ100kg以下)。
  3. 『マイクロブタ(ミニブタ)』は元々実験動物として開発されてきたブタであり、その大半が小型のブタ同士の「人為的淘汰」や「交雑」を重ね続けた末に誕生し、更に小型として存在する雑種のブタ。

小型のブタは「ポットベリー」や「ゲッチンゲン」と呼ばれる種類のブタが元になっていることが多いそうですが、その純血を持つものはほとんどいないようです。

 

これらのことから何が言いたいかというと、

マイクロブタってほとんどが雑種ってことでしょ!!

雑種であれば、姿に色んな違いがあるのが普通じゃないのか?

それに「マイクロ」は成体での大きさを指しているだけだ。

それならば、「耳(鼻)の形がどうこうあるから、これはマイクロブタじゃない」っていうのは論理が破綻している。

そもそもこの発言はマイクロブタに関する理解がない表われにも聞こえる。

耳が小さいのも、鼻が短いのも赤ちゃんブタの特徴であって、大人になるとそれなりに大きくなるよ!!
 微妙な違いはただの個体差と思うんだけど、、、

もちろん耳(鼻)が小さい系統のマイクロブタがいること自体は事実であると思います!!

生後8ヶ月頃

生後10ヶ月頃

実際『マイクロかどうか』の判断は、親・兄弟のサイズ感や成長過程から推定するしかないよね、、、

 

何でこんな否定的なこと言う人が出るんだろうと思ったら、ネット上でマイクロブタの見分け方を発信している方がいました(汗)

その影響かしら?

追記(2019/04/28)
ある業者では、ブリーダーの間でブタの耳や鼻を見て『マイクロ』かどうかを見分けるという話は聞いたことないそうです。
上記でも触れましたが、ブタはペット・家畜ともかなり雑種化が進んでおり、
ペットブタは小型化するために、
家畜であれば、大人しく美味しくするために、
あらゆる交配をしているとのことです。

また、欧米では「クネクネ」や「ミネソタ」という種類のブタを使って小型化が進められたため水玉模様が多く見られます。

よって、鼻(耳)の大きさや色や模様などの見た目の違いは、どんな種類のブタの血(遺伝的な素因)を多く持っているかで決定されると言えます。

大人になって5kgでも38kgでもマイクロブタ

マイクロブタが40kg以下のものを指すとしても、実際に知ってるブタさんの中に大人サイズで10kg以下の個体もいるし、逆に30kg後半まで大きくなる個体もいるだろうし、、、

『マイクロ』の中でもすごい幅がありますよね。

世に出回ってるマイクロブタの画像や動画は、かわいい赤ちゃんの頃ばかりが目立って、大人になってもこのままだと思っている人が一定数いると思う。

その勘違いが、ブタが成長して思ったより大きく大変だから手放す(捨てる)というような結果を生み出さないか心配です。

 

なんか愚痴っぽくなってしまった。

ここで私が書いてるブタに関する情報も全部鵜呑みにしないで下さいね。

いちおう素人が調べられる可能な範囲で、現状に沿った真実に近い情報を書いてるつもりですけど、、、

マイクロブタにまつわる、あまりにも嘘染みたネット情報が多いと自分の持つ知識も正しいか疑問になる、、、

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