予防接種

マイクロブタ

マイクロブタに予防接種は必要か?

追記:2019/08/30

犬を飼っている方はよくご存じだと思いますが、犬については狂犬病予防法に従って年に1回、狂犬病の予防接種をすることが義務付けられています。

一方で、義務ではない任意接種の混合ワクチン(数種類の病気の予防)を愛犬にされる方も多いと思われます。

そもそも予防接種とは?

予防接種への理解が全くない方はほとんどいないかと思われますが、いちおう確認です。

予防接種とは、病気に対する免疫をつけるために抗原物質(ワクチン)を投与(接種)すること。
接種により原体の感染による発病、障害、死亡を防いだり和らげたりすることができる。
さらに伝染病の抑止に最も簡便かつ効果的で、コストパフォーマンスの高い予防医学である。

日本における予防接種法では、「病気に対しての免疫の効果を得させるため、疾病の予防に有効であることが確認されているワクチンを、人体に注射し、または接種すること」と定義されている。(予防接種法2条1項)

接種で投与される物質は、生きているが毒性を弱めた状態の病原体(細菌・ウイルス)の場合もあれば、死んだり不活性化された状態の病原体の場合も、タンパク質などの精製物質の場合もある。

出典元:Wikipedia-予防接種

人間で言えば、特に子ども(乳幼児期)は数種類の定期予防接種が行われていますね。

大人も毎年インフルエンザの予防接種を受けている方は多いと思います。

「予防接種してもインフルエンザなるときはなるわー」と言う人がたまにいますが、もしも発病した際に、接種のおかげで比較的症状が軽度で済んだ、というのは周知の事実です。

ところで、ブタには予防接種が必要なのか?

法的にはブタに定められた予防接種はありません!!

しかし、ワクチンの接種が可能であり、飼い主の任意によりペットブタが受けられる予防接種が2種類あります。

豚丹毒(とんたんどく)と日本脳炎です!!

他にも家畜豚用のワクチンはいくつかあるようです(オーエスキー病、豚インフルエンザ、豚コレラなど)が、ペットブタの接種に関してはこの2種類を考えれば良いようです。

 

接種の必要性に関しては、全国の家畜保健所・養豚農家・獣医師の間でも一貫した考えはなく、地域の環境や状況にも左右され、それぞれの価値観で行われているのが現状だそうです。

我が家のトコちゃんには、がんばってもらって豚丹毒・日本脳炎とも予防接種(注射)を行いました!

予防接種 予防接種

どちらの接種とも、肩甲骨のやや後ろあたりを注射しました。

暴れないように少し押さえながら、好物のリンゴに注意を向けている間に先生が一瞬でサクッとしてくれました。

注射は痛いのでけっこう大きな声で泣き叫びましたが、終わればキョトン顔です(笑)

副作用として発熱する可能性があるため、注射後30分~1時間程度は病院で様子見し、問題ないことを確認し帰宅しました。

当日は散歩はせず、安静にしてくれとのことです。

 

頻度としては、日本脳炎・豚丹毒とも2回ずつ。

費用はどちらも1回あたり4000円。

4月に日本脳炎1回目、5月に豚丹毒1回目、6月に豚丹毒2回目、7月に日本脳炎2回目といった間隔です。

獣医師曰く、「家畜ブタの接種頻度を参考にしたが、ペットブタなら日本脳炎(豚丹毒のことだったか忘れた!)の接種は3回ではなく2回で十分だろう」だそうで、その説明に従いました。

来年度に再び同じように行う予定です。

Instagram上でのブタ飼い主さんたちは接種しない方も多く、副作用の心配をされてる方もいます。

毎年接種を繰り返したとして、長期的な目で健康に影響があるとかないとかは分かっていません。はっきりしたデータもないそうです。

だって、家畜ブタはせいぜい半年の命ですから、、、

かかりつけ動物病院の獣医師の方とメリット・デメリットをよく相談されると良いです。

 

ついでに少しだけ、豚丹毒・日本脳炎について自分なりに書いてみたいと思います。

ミニブタの飼育本「ミニブタをペットにする 完全ガイド 特性・飼育環境・医療・トレーニング」やweb上、獣医師や販売店さんなどからの情報を簡単にまとめました。

 

豚丹毒について

ブタだけでなくイノシシや鳥類、ヒトを含む哺乳類にも感染する人畜共通感染症です。

【原因】
豚丹毒菌の感染によって起こります。
この菌自体は野外のどこにでも、あちこちにいるようで、そういった意味では感染する機会は常にあります。

【症状】
発症のタイプが、敗血症型・蕁麻疹型・慢性型(関節炎型、心内膜炎型)と区分され、分かりやすいのは蕁麻疹型で、体表に大きな菱形の斑紋が見られた場合は豚丹毒を疑うのがよいそうです。
急性の敗血症型では、致死率が高いとのこと。突然食欲がなくなったり、発熱や歩行困難を伴う。

【治療】
ペニシリンが効果的だそうです。

日本脳炎について

日本においては、家畜伝染病予防法における監視伝染病であるとともに、感染症法における第四類感染症です。
ブタよりも、ヒトが発症した場合に重篤な症状を引き起こすことがあります。

【原因】
日本脳炎ウイルスを保有したコガタアカイエカ(蚊)に刺されることによって感染する。
重要なのはブタが中間宿主として存在することである。
まず、コガタアカイエカによって日本脳炎ウイルスがブタにもたらされ、ブタの体内で増殖し(増幅動物)、そのブタを吸血した蚊によってヒトへともたらされる、といった流れになる。
※ヒトからヒトへ感染することはない。

【症状】
ブタにとっては不顕性感染であり、症状がほとんどない。
ヒトの場合もほとんどが不顕性感染であるが、感染者の発症率は0.1~1%と言われている。
潜伏期間は6~16日間とされ、発熱・頭痛・意識障害・麻痺・痙攣などが見られるが、特徴的な症状はない。
致死率は30%程度であり、半数以上は脳に障害を受け麻痺などの重篤な後遺症が残る。

【治療】
対症療法のみで、抗生物質は効果がない。
ヒトでは予防接種により罹患リスクが大幅に下がるとされている。

 

※国立感染症研究所(NIID)という機関が、ブタの日本脳炎抗体保有状況を示しています(やや古い)。
九州は保有率高い 😥 
抗体を持つブタがいるということは、それを伝播したコガタアカイエカがいるということであり、ヒトを刺して感染する可能性があるということです。

最近では、2019年7月に熊本県にて日本脳炎注意報が発令されました。
近隣なため少し心配です。

ブタの予防接種に関する自分の考え

基本的にはトコちゃんに病気になって欲しくない(なったとしてもできる限り軽度で済ませ、苦しませたくない)と考えているため、予防接種が必要だと考えています。

接種による副作用・デメリットは微々たるものだと判断しました。

それぞれお住まいの地域やライフスタイルによっては、接種は全く必要ないと判断できる方もいると思います。

 

私の実家付近では養豚や牛飼い農家が多くおり、実家の家族が我が家へ遊びに来たり、逆に実家へ帰ったりトコちゃんも連れて行ったり(まだ連れて帰ったことはないが)します。

都心で生活する方と比べたら、豚丹毒・日本脳炎を含めその他の家畜伝染病(口蹄疫、豚コレラ、他にもたくさん)と接触しうる可能性が高いため、できうる接種はした方がよいとの判断を下しました。

トコちゃんにとっても、その他の家畜動物や業者さんへの影響をも含めてです。

 

また、考えすぎかもしれませんが、万一我が家の近所で日本脳炎(または類似症状を持つ疾病)を発症する方が出現した場合を恐れています。

「ウチのブタを仲介に感染した」という方が出てきた場合に(真実であってもなくても)、家族の精神衛生上良くないためです。

「できる予防は行った」と胸を張って言えるように、という考えもあります。

人畜共通感染症(ズーノーシス)を知ろう!!

ヒトと動物の間に共通しておこる感染症は、調べてみるとかなりの種類があります。

日本脳炎のように、蚊ーブターヒトの間で起こるものや、ダニ・寄生虫を介して起きるもの、動物の糞尿を介して起きるものなど様々です。

今では多くの家庭内で一般的ではない動物を飼育することが割と多いです。

まずはズーノーシスという感染症があることを知り、自分のペットとの間にはどんなことが起こりうるのか、キチンと把握しておくことがお互いの健全な暮らしのために必要なことだと思います。

 

関係ないけど、豚コレラで殺処分されるブタは可哀想だよね、、
予防接種できないのは予算の関係なのかな、、、?

政府が豚コレラのワクチンを使えない訳(追記:2019/08/30)

ちょっとネットで調べてみると色々と情報を知れました。

豚コレラ清浄国、ワクチン、貿易、経済、ブタの絶滅など様々なキーワードが関わってきます。

政府の対応も一筋縄ではいかないようです。

ここでは、その説明は控えさせて頂き参考になったリンクだけ貼ります。

豚コレラ清浄国
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019021600457&g=tha

ワクチンを使うか否か 豚コレラ対策で議論続く
https://www.asahi.com/articles/ASM274W06M27ULFA00X.html

豚コレラ、輸出でワクチン接種に慎重 「あくまで最終手段」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1903/06/news040.html

自衛隊のメンタルもやられた豚コレラ「5万頭殺処分」の壮絶現場
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/61956

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