ブタのちょっとしたトリビアいろいろ

信憑性は保証しませんが(笑)、飼育本に書かれていないような情報の中で知っておいても損がないと感じたモノを挙げていきます。
ソースはペットブタの情報が豊富な海外の飼育サイト
『minipiginfo.com』https://www.minipiginfo.com/、
『American mini pig association』https://americanminipigassociation.com/、
インスタで情報交換するブタ飼い主さんや獣医さんなどです。
適宜内容を追加していこうと思います。
ブタの1歳は人間の4~5歳に相当する
ブタは老衰により死ぬことは稀なようです。
平均的には12~15歳、長くて18~20歳まで生きたと報告されたブタもいます。
ブタのコミュニケーションは主に発声である
※メルク獣医マニュアルより↑。
ブタは声が非常に大きく、多くの感情や気分を伝達し表現し合っている。
ある研究では20種類程度の鳴き声でブタ同士コミュニケーションを取っているとされている。
ブタは何歳まで成長する?
研究によっては3年や5年と様々な見解があるが、実際には5歳まで完全に成長したとはみなせない。
骨格の成長のほとんどが3歳までに行われるが、4~5歳まで有意的に体重の増加が認められる場合が多い。
ただし、成長のペースはそれぞれで個体差があり、前もって決定された自身の遺伝的なサイズまで、自身のタイムラインに沿って成長する。
2~3歳の間に成長期がくるブタもいれば、初年度に急成長するブタもいて様々である。
※上記の説明はミニブタの見解であるが、おそらく系統の異なる「マイクロ」サイズのブタたちも同様に言えるかは不明である。
ブタは犬の3倍ほどの密度がある
これは、背丈が同程度のブタとイヌを比較した際の体重の差を表現したものです。
もちろん犬種にもよりますが、散歩で出会う犬たちと比べてみるとそれくらいの体重差がある印象です。
犬はお腹がほっそりですが、ブタはぽっこり。
単純に筋肉量の差もありそうですね。
ブタの体型は犬の中ではブルドッグが最も近そうです。
ブタ特有の消化器官
出典元:ブタの科学
ブタの食性は雑食性であり、臓器の構造も人間に似ている部分が多くある。
しかし、ブタ特有の特徴もある。
まず、噴門部に胃憩室と呼ばれるブタ特有の部分が存在し、他の家畜動物と違って著しく広く発達している。
また、噴門部からはアルカリ性の分泌液が、胃底部と幽門部からは飼料摂取後に大量の酸性の分泌液が放出される。
盲腸は非常に大きく、大腸(結腸)は徐々に細くなりらせん状の独特な構造をしている(結腸ラセンワナ)。
人は栄養の消化吸収は小腸でほぼ完成している。しかし、ブタは盲腸と結腸が良く発達し、引き続き消化吸収が行われるだけではなく、微生物による発酵により繊維質もさかんに分解、消化され、栄養源にもなっている。
参考文献:ブタの科学、家畜比較解剖図説 上巻
ブタの必須アミノ酸
ブタの必須アミノ酸は10種類ある(つまり食事により摂取する必要がある)。
アルギニン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、である。
それに対し、人間の必須アミノ酸は上記よりアルギニンを除く9種類である。
ブタのサビ(Pig Rust)
俗称として『ブタのサビ』と呼ばれることがある。
通常は油分、汚れ、皮膚、毛髪などの蓄積であり、実際は角質化亢進と呼ばれている。
亜鉛の欠乏により発生する可能性がある。
このサビはかゆみを引き起こすこともないし、特別洗い流せるものでもない。
薄い色や白ブタに目立ちやすい。
詳しくはこちら↓
https://www.minipiginfo.com/common-mini-pig-skin-concerns.html

ココナッツオイルを塗ってこすったらキレイになったっていう飼い主さんもいたよ!

ココナツ食べるのすきすきー!
ニオイ腺(Scent glands)
目立つのは、前足の内側にある小さな虫刺されのように見えるスポットがあるが、これはニオイ腺である。
何とも言えない独特のニオイがする。
特に何もせず放っておいて良い。
他にも眼窩前腺、会陰腺、乳頭前腺、口の周りにもあるが、機能している場合とそうでない場合がある。
早期の去勢により腺が成熟しないこともある。
Zoomies!!
適切な和訳が分かりません(汗)
読みはズーミー?でよいのかな 😕
ブタが突然バタバタと騒ぎ始める行動のことです。
若いブタに多く、正常な行動です。
以前、私がYoutubeに挙げていた動画内の行動は、このZoomiesだったのではないかと思われます。
ブタのペレットと胃食道部潰瘍
ブタは一般的に潰瘍になりやすく、時にサイレントキラーとなる。
その原因のひとつは、細かく粉砕された(700ミクロン以下の平均粒子径)ペレットの使用である。
粉末状のペレットが胃内部で流動性が増し消化液が食道組織に接触しやすくなる。
食道開口部を囲む粘膜は粘液によって保護されていないため、潰瘍を起こし得る。
また、胃の中の食物が不足すること自体が胃潰瘍を引き起こす原因となる場合もあるため、ペレットだけではなく野菜や果物など食物繊維の豊富な食材を与えることが胃腸および長期的な健康面において重要と言える。
そして過食にならないように注意する。
心臓の問題
- 立って食べることが負担になっているかのように、食事中に座ったり横になったりする。
- 移動時に頻繁に立ち止まって座る。
- 息切れのような呼吸。
- 窒息しているかのようなぐずぐずした咳のようなモノがあるが、何も吐いていないし唾液を泡立てている訳でもない。
- 聴診器が使える場合は、不整脈や急速な心拍がある。
- 立ち上がることへの抵抗感。
心臓病が疑われる場合は、彼らのペースに合わせてゆっくり時間をかけてあげるのが良い。
アレルギー
ブタも人間と同じようにアレルギーを起こすことがある。
くしゃみや鼻水など、花粉や草に対する季節性アレルギーや、特定の食べ物を摂取すると赤くなったり発疹が出る食物アレルギーを持つ個体もいる。
Dippity pig syndrome
突然発生し、ほとんどの場合、背部に水疱(アザ)のような湿ったスポットが現れる。
倒れてお腹を床に付け、触ると痛がるように泣き叫ぶ。
2歳未満のブタで見られることが多いとの報告がある。
原因はハッキリしないが、外的ストレスの例としては通常の日常生活からの急激な逸脱や過度の日照り、内的ストレスの例としては脱水や気候や他の病気による体温の急激な変化が考えられている。
基本的には痛みのコントロールのみで治療法も予防法もない。
しかし、生命を脅かすものではないらしい。
詳しい情報はこちらをご覧ください↓
https://www.minipiginfo.com/dippity-pig-syndrome.html

日本でいう”多形紅斑症”って病気のことかも?違ったらごめんね!
食後の激しい運動は避ける
鼓脹症になる(?)

でもごはん食べたら動かないよね?

食後は寝かせてちょ(^-^)
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