ブタの乾燥肌のために役立ちそうなこと

ブタ 顔 正面

更新:2020/11/23

ブタの健康的な肌とヒヅメは、適切な環境、スキンケア、食事により保たれます。

特にブタの肌に関してはかなりの乾燥肌(ドライスキン)であり、汗腺は鼻など限られた部分以外にはほとんどなく、皮脂腺も少ない、といった特徴があります。

ウチでは飼育当初の初めて冬場を迎えた頃、空気の乾燥と相まってトコちゃんのフケが大量に発生したことをよく覚えています。

そこで、一般的に言われていることやブタ飼い主さんたちの対処法をいくつかご紹介していきたいと思います。

ご参考までに、ブタの皮膚とヒヅメの改善を確認するには、6~8週間のケアが必要という意見もあります。

食事や栄養素に関して

水分

水分不足は乾燥肌の根本的な原因とも言えます。

手持ちのブタ飼育書には、1日の必要量は体重の10%程度(子ブタはもっと必要)とされています。

海外サイトの情報(mini pig info, https://www.minipiginfo.com/)では、最低でも体重の7%、赤ちゃんブタは体重の20%は必要と言われています。

しかし、必要水分量はブタの健康状態や活動レベル、排尿量とのバランス、食物中の含水量、気温や湿度など個体差や環境による変化が大きいことも事実です。

また、成長期のブタは乾燥飼料1kg当たり2~3kgほどの水を消費するとも言われているようです。

水を飲まないブタにはぬるま湯にしたら飲む場合や、薄くジュースや糖分を混ぜると喜んで飲む場合が多いです。

しかし、味付けした水に慣れると真水を飲まなくなる現象を経験した飼い主さんは多い印象です。

ビタミンD3(コレカルシフェロール)

ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)とD3(コレカルシフェロール)が主体であり、ブタにおける効力は同等です。

健康的なブタは、1日15分程度の太陽光(紫外線)を浴びれば十分なビタミンD3を生成できます(7-デヒドロコレステロールから合成)。

窓ガラス越しの日光では十分な波長の光が届かないそうです。

また、明るい色のブタにとっては日焼けの影響を受けやすく、強い日差しが害となる場合があります。

状況によっては日焼け止めを使用する、もしくは早朝や夕方の日差しが比較的やわらかな時間帯を選んで日向ぼっこをさせる等の工夫は必要かもしれません。

苔癬化(肥厚)した皮膚では紫外線を十分に利用することができず、サプリ等で補給することが推奨されます。

完全室内飼いのブタさんにとっては、サプリで補給する必要があると言われている程です。

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USUKI

人間にとっても一緒だね!

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トコちゃん

おさんぽ大事 😳

ビタミンB群(特にビオチン)

健康な肌に必要なものは30種類近いビタミンやミネラルがある中、ビタミンB群、特にビオチンが重要です。

一般的な普段の食事で十分に補給できているようです。

具体的にブタさんが食べてそうなものは、例えば大豆製品やナッツ類など。

また、卵白に含まれるアビジンというタンパク質は、ビオチンを阻害するため、生卵をブタに与えてはいけません。

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USUKI

生卵あげてる飼い主さんは見たことないけどね!

一方で、ビオチンは腸内細菌によって多く合成されるため、欠乏することは少ないという見解もあります。

脂質

脂溶性ビタミンの吸収効率にとっても大切、そして細胞膜は脂質から構成されていることを考えても材料となる脂肪分の摂取は重要です。

良質なココナッツオイル(もちろんエキストラバージン)が手軽に利用できますが、皮膚状態が深刻であれば動物性脂肪(ラードなど)の方が適していると”Minipig info”で紹介されています。

ラードとか与えるのはちょっと抵抗あるけど、、、

体重25ポンド(約11kg)あたり大さじ1杯分のオイルを毎日与えると良いそうです。

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USUKI

トコちゃんはココナッツオイルの付いた空のお皿をずっとなめていますw

また、ブタには特定の長鎖多価不飽和脂肪酸(アラキドン酸か?)が必須であり、リノール酸から合成できるため、リノール酸を必須脂肪酸と見なしています。

リノール酸の欠乏症は、脱毛、うろこ状皮膚炎、頸部周囲の皮膚壊死、発育不全の外観が観察できます。

コーン油はリノール酸の豊富な栄養源であるほか、ブタのエサに良い油脂はオリーブオイル、亜麻仁オイルやシード、タラ肝油、無塩ヒマワリの種、クルミ、脂肪分の多い魚などが挙げられます。

ビタミンC(アスコルビン酸)

他のビタミンやミネラルの代謝・吸収に必要です。

ブタは通常で十分にビタミンCを合成できるよう。

いくつかの研究ではビタミンCを食事へ添加することで、ストレスの多い条件下にある早期離乳したブタのパフォーマンスを向上させることが示されたそう。

過酷な飼育環境(工場畜産)でストレスが多い場合には気にした方がいいのかな…?

ビタミンE

セレンやマグネシウムと共同的に働きます。

ビタミンEの主な生理作用は、抗酸化物質として細胞内脂質の酸化を防ぐことです。

その機能上、他のミネラルや脂肪酸、アミノ酸などの含量に応じて必要量は変化し、各種ストレスによって要求量は高まります。

野菜・果物・バランスの取れたペレット

結局のところ様々なバランスが大切、そして野菜や果物に関しては第6の栄養素とも言われているファイトケミカルによる様々な作用が健康にとって重要だと思われます。

また、食物繊維を豊富に取り入れることで腸内環境を健全に保つことが大切です。

人間が食べるような加工品(各種添加物や化学調味料などが含まれたモノ)は極力与えるべきではありません。

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USUKI

加工食品に含まれる化学成分の代謝にビタミンが過剰に消費されたり、腸内細菌の組成が崩されたりしてしまうのはもったいない。

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トコちゃん

そのままでも美味しいのに、人間ってのは愚かだね。

セレン

セレンは抗酸化作用に大きく関与し、甲状腺の代謝にも関係しています。

ビタミンEと相補的な作用を示し、それらの欠乏は、急成長している若いブタの突然死を引き起こす可能性があります。

土壌中にセレン含有量が乏しい地域ではサプリが推奨されます。

しかし、セレンの必要量と過剰量の範囲が狭く、欠乏と過剰症の双方が起きやすいことからコントロールが難しいと言えます。

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USUKI

日本ってセレンの含有量が世界1位らしいよ。

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トコちゃん

ウチではよくヒマワリの種(生)をもらっているよ。

日常的に日本国内産の作物を食べているのであれば、セレンのサプリは必要ないとの意見もあります。

環境

屋外で飼育している場合は、十分な日陰と日向を選べるような住みか、泥浴び(体温調節、虫除け、保湿などの役割)ができる環境を確保できると良さそうです。

室内では空調の使いすぎによる過度な乾燥を防ぐために、加湿器が有効な場合があります。

スキンケア

お風呂

定期的にお風呂に入れ、汚れを落とし清潔を保つことも必要ですが、頻繁にしすぎると自然な油分が不足し逆効果です。

シャンプーは低刺激なものを選びます。洗浄力が強すぎることもまた自然な油分が取れすぎの原因となり、上記と同様に乾燥肌を助長する恐れがあります。

保湿剤

ブタの肌を柔らかく、潤いを与えるために保湿剤を塗布することができます。

海外の情報サイトでは頻繁にココナッツオイルを推奨されています。

その一方で、オイルやコンディショナーを皮膚に付けると、汚れや毛穴つまりの原因や細菌の繁殖を促す結果を招いたり、そのためにさらなるシャンプーによる洗浄を必要とする悪循環に陥るといった忠告もあります。

ヒヅメに関しては、何らかの保湿剤を塗ってケアすることが推奨されます。

ブラッシング

日常的にブラッシングを行い、フケを除去することで清潔な状態が保てます。

我が家では、、、

まず、水分に関して。

2歳4ヶ月の時点でトコちゃんは約25kgの体重があります。

1日のうち、最近の純粋な飲み水の量(水のみ、野菜やペレットと一緒に加える分も含めて)は、およそ1.2L~1.4L程度です。

この時点で水分量は体重の5~6%程度。

そして、朝・昼・夜の3回に分けてエサ皿いっぱいの野菜類、さらに散歩やトイレのごほうび(?)に果物類を与えているため、食物中の水分量もそれなりにあると思われます。

しかし、こうやって改めて考えてみるともう少し飲み水が多くても良さそうな気がしているので、どこかでエサ皿1杯分(300mlほど)追加で飲ませて良いかもしれません。

自分の判断材料としては、オシッコの色が濃すぎていないかどうか、ウンチはポロポロが引っ付いた固まり状態(拾ってバラけにくい程度の水分量)でビチャビチャではないかどうかを目安にしています。
※これが良いかどうかではなく完全な独断です。

今のところ結石の兆候もなく、良好かな?

 

次にスキンケア関連。

フケや表面の汚れ落としにブラッシングや手ぐしを日常的に行う。

お風呂は2週間に1回程度、抱っこが難しいのでシャワーのみでシャンプーをしています。

ペット用の製品をいくつか使ってみましたが、結局のところ現状では人間用のボディソープ”シャボン玉石けん”で身体を洗っています。

理由としては、余計なものが一切入っていないことと低刺激なこと、自分自身が使用していて肌の調子が上がったこと(笑)です。

今のがなくなったらベビー用の石けんシャンプー(保湿力高め)を使ってみようと考えていますが、美容系に詳しいインスタのフォロワーさんから「ベビー用は実は洗浄力が強いのでやめた方が良い」との忠告を頂きました。

メーカーへの問い合わせの結果、「洗浄力に違いはない」旨の回答と、商品間で原材料の一部の種類と配合が違うのみであるため、問題はないのではと考えています。

試しに使用してみないと良し悪しは分かりません。

また、1年以上前からトコちゃんの保湿剤として皮膚に何かを塗ることをやめました。

白ブタは汚れが目立ちやすくなること、毛穴詰まりが発生することを経験したと同時に、体毛を越えて皮膚面に保湿剤を十分に付けるのが難しいと感じたからです。

つまりデメリットが多かった(自分のやり方の問題もありそう 汗)

他にやれることは、冬場の乾燥時に加湿器を使って室内の加湿を常時行っています。

基本的に加湿と食事の栄養面に気を遣うことで、多量のフケが発生したり皮膚トラブルを経験することなく、2年目は冬場のワンシーズン問題なく乗り越えることが出来ました。

 

最後に栄養面に関して。

細かいことを言うとキリがないし、きっと賛否もあるため省きたい(笑)ですが、、、

自分自身はペスクタリアン、ざっくり言うとベジタリアン寄りの食生活をしていますが、ブタさん自体も雑食動物かつ草食寄りの食性が健康的であると言われており、極論では自分とトコちゃんが同じ食生活でも問題ない訳です。

多くの飼い主さんたちの様子を伺う限り、自分も似たようなゴハンを用意していると感じていますが、ウチでの基本的なものをご参考までに。。。

  • 朝晩2回に分けてブタペレット
  • 毎朝の人間用野菜・果物スムージーのおすそ分け
  • 様々な色の野菜盛り(1日3回)
  • 各種ナッツ・種類(1日こぶし1つ分くらい)
  • 散歩時に果物など

できれば旬で栄養価の高い無農薬・有機野菜果物を、様々な色のものを選んで(eat the rainbow)、効果的な食べ合わせ(ビタミンA,C,Eなど)を狙ったり、脂溶性ビタミン(D,A,K,Eの4種”だけ”と覚えた)の吸収効率を上げるためにオイルを少量まぜつつ、クエン酸のキレート作用を期待しながらレモン汁を混ぜてみたり、抗酸化作用や抗ガン作用など多くの面で優秀なアブラナ科の野菜を積極的に取り入れたり、気休めだが結石予防に効果があるとも言われているクランベリーを継続的に与えてみたり、シュウ酸を多く含む植物は必ず茹でて減らしたり、ちょっとしたタンパク質やカルシウム補給のためにきな粉やゴマや削り節を混ぜたり、肌代謝のために亜鉛やセレンを中心としたミネラル摂取目的でカボチャの種やヒマワリの種をあげたり、飲み水に熊笹粉末を混ぜて食物繊維の足しにしたり、血糖値の急上昇を抑えるために今後はスムージーを与える前に桑の葉粉末を混ぜた水を飲ませても良いかなと考えてみたり、グルタチオンを食物から摂取することはやはり有効かなと気にしてみたり、めんどくさいけどフィチン酸の害を減少させるためにナッツ・種類は浸水発芽させた方がいいと思いつつやはりめんどうだからやらなかったり、同じ食べ物をあげ続けるのもリスクがあるけど別の製品や産地を気にし続けるのも大変だし、、、まだ何かありそうけどもう出ないかな 😕 

途中から自分自身への問題も混ざりましたが食事関連は正解が分かりませんね、考えすぎるのも問題です。

ブタは大抵のものを喜んで食べてくれるので嬉しい限りです。

人間は調理して食事することを習得して進化し続けてきたけど、その他の動物は基本的にそのままの素材を食べて生きてきたから、ホールフードを食べることが自然体だろうな。

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  1. ブタぶた

    初めまして!マイクロブタを飼い始めて1年が経ち、色々悩みや課題が出てきて、色々検索していたところトコちゃんにたどり着きました!我が家のブタはトンコといいます!1字違いですね!この2週間で一気に背中の毛が抜けて、何が原因か考えていました。去年の今頃はお迎えして間もなかったからかもしれませんが、こんなに抜け毛はありませんでした。トコちゃんの記事を見るとやはり乾燥が原因かなと思っています。ペットクリニックの先生には、また生えてくるブタさんもいるし、生えてこないブタさんもいるとのこと。肩から頭の毛も抜けており、これ以上抜けると、、、それでも可愛いのですが(笑)これから先、保湿対策しようと思います。

    • USUKI

      ブタぶたさん、コメントありがとうございます(^-^)
      トンコちゃんの抜毛は換毛期のせいではありませんか?
      乾燥でフケは出ても、一気に毛が抜けることはあまり聞いたことがなかったもので、、、
      違っていたらすみませんm(_ _)m

      我が家のトコちゃんは春と秋頃の年2回の換毛期があります。
      他の飼い主さんの話を聞く限りでは、時期も回数も様々なようで個体差が大きいです(^^;)

      • ぶたブタ

        お返事ありがとうございます
        換毛期も個体差があるんですね!他のブタさん達はあまり毛が抜けたということを聞かないので、トンコだけなのかと心配していました。
        冬毛が生えてきてくれれば、安心なのですが、抜けるだけ抜けて、冬毛はまだ生えておらず、、
        今日はブラッシングと念入りにシャンプーしました!食欲はあるし、皮膚はただれていたり、赤みはないので、暫く様子を見てみます!