はり坊は死にました(;_;)

2021年2月9日(火)20時30分頃、はり坊が息を引取りました 😥
4歳2ヶ月と2週間ほどの寿命でした。
直接的な死因は衰弱であったと思います。
最後の2~3日間はほとんど動かなくなり、飲食がほとんど出来なくなっていました。
飼い主の観察不足だったかな、、
ハリネズミは怖がりで臆病です。
怖い時にはギュッと丸まり針を立て、フシュフシュと鳴き声をあげ拒絶します。
個体差も大きく、特に幼い頃のスキンシップによる慣しや継続的な触れ合いが重要に思います。
人に懐くと言うよりは慣れるという感じで、徐々に触られることが平気になっていくようですが、、、
我が家ではベタ慣れと言えるほど慣れることはありませんでした。
お迎えから1~2年くらいはほぼ毎日、決まった時間帯にケージから出してスキンシップしたり室内を歩き回らせたりする時間を作っていましたが、思うように慣れてくれず(^^;)
以前の記事で紹介したハリネズミ飼いの小動物販売ショップ店長によると生後半年くらいまでに慣れない子は、それ以上慣すのは難しいといった情報も聞いていたので、無理に慣すことはあきらめ、極力ストレスをかけないように触れ合いを最低限に抑えるように考えをシフトしました。
とはいえ毎日の床材の入替えを含めたケージ内の清掃、定期的な爪切りなどは行い、警戒はするもののエサを食べている最中は針を立てずに普通に触らせてもらえるほどにはなりました。
はり坊が2歳くらいになるまでは自宅がアパート暮らしで、ヒーター等を付けていても冬場が冷え込むこともあり軽い皮膚炎程度の異変が2回ほどありました。
それ以降は家を建て、断熱性能が良くなり環境が向上したせいか死ぬ直前まで不調らしさは思い当たりませんでした。
毎日ゴハンをモリモリ食べてブリブリ大量のウンチをし、夜通しホイールで走り一人運動会をしていつも元気いっぱいに見えました。
今思い返せば、年末~年明けから下痢っぽい便をすることがありました。
たまにあるので気にしていませんでした。冬場で少し寒いのだろう程度で、普通便にも戻っていたので。
いつもの爪を切る時に身体をつまみ上げていますが、特に異常は見当たりませんでした。
その一週間後に再び爪切り(一気に全爪切りをしないので残りの分)のために持ち上げたら、陰部から肛門付近にかけて腫瘍のような腫れか皮膚炎か、皮膚がびらん状になっていました。
次の日に病院に連れて行ったけど、移動中にもメチャクチャ大量の下痢をするようになっていました。
獣医さんによると皮膚炎は下痢のせいで皮膚に便が付きやすく不衛生になったため炎症が起きたのだろうということで、ひとまず抗生剤・抗真菌剤を服用することになりました。
触診ではシコリを感じず、明らかな皮膚面の腫瘍はなさそうでしたが、いくつか検査をしないとより確実なことは言えないとのこと。
ひとまず皮膚炎の治療を行い、希望があれば腫瘍の有無を調べようとの流れになりました。
あと、獣医さんが触っててはり坊の力がとても弱いことを気にしていました。
ハリネズミは腫瘍の発生頻度が多く、疑うなら外見から見えないリンパ腫や胃がんの可能性もあるかもしれないと。
普通ならグルーミングで自身の汚れを落とせている部分が、力が弱いせいでうまくきれいに出来なくなっているかもしれないと。
病院に行った日が2月7日(日)、その日の夜からゴハンをほとんど食べなくなってしまいました。
弱っているところで連れ回してさらに疲れたのかも。
液体状の薬は、先生がブドウ糖を添加して飲みやすくしてくれているため、シリンジで口に少し流したらちょっとずつは飲んでくれました。
でも、好きなミルワームにも見向きしてくれなくなりました 😥
力が入らないのか立ち上がっても倒れていつものエサ皿にたどり着けず、背の低いお皿に変えるもときどき少しかじる程度。
次の日もほとんどゴハンに手を付けず、水も大して飲まず、でも下痢便は続き体重は1日で30gほど減っていました。
シリンジで口に直接水分を流しても吐き返すようになりました(;_;)汗
こりゃマズい 😐
さらに次の9日(火)、ついにほとんど動かず拍動も小さくなっていきました。
針も立てません。
もういよいよダメかもしれない、聞いたことのない声で鳴くようになりました。
手に抱えてずっと様子を見ていたけど、時折大きな声でキュウキュウ鳴きながら動きも小さくなり、ついには動かなくなりました。
死んでしまったんだと思ってしばらく手で包んでいましたが、突然全身の毛が逆立ち、復活した??と思いました。
しかし、どうやら死後硬直のような反応のようでした。
針はガンガン立って元気な時と同じだけど、手足は冷たくてもう固くなって反応がない。
あぁやっぱり死んでしまったんだなと理解出来たら涙が流れてきました。
色々と思い返したけど、もうちょっと早く異変に気付いたらとか、無理矢理にでも口に何か食べ物を入れていたら少しはマシだったかなとか、何が正解か分からないけど何だか自分は無力だったなぁと感じてしまった。
動かなくなる直前に口元に置いていた好物の乾燥ミルワームを1匹分だけ食べてくれた。
何でか分からないけど力を振り絞ってくれたんだろう。
ハリネズミとは意思疎通できたと感じることは今までなかったけど、最後の数日はとてもキツそうなのと生きようとする意志みたいなのが十分に伝わってきた。
自分の手の中で最後を看取れたことは生涯絶対に忘れられない思い出になった。
その夜にペット葬儀場へ連絡して、次の日に火葬してもらうことになりました。
動物を飼うのって所詮は人間のエゴだけど、そりゃ自然の自由な空間で好き勝手に生きるのが一番だろうけど、はり坊はウチで過ごしてどうだったんだろうなって考える。
かわいかったなぁ、自分が思ってた以上にはり坊に思い入れがあって、色んな感情や思い出が巡り巡って、死んだ後になって大切な家族だったんだと改めて気付いた。
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